プラント

プラントとは

建設業でいうプラントとは、生産設備の事

建設業でいうプラントとは、広い意味で生産設備の事を意味します。
特に工場に於いて複数の設備や装置を繋げて、エネルギーをつくりだしたり、製品を製造したりすることを指します。
建物は勿論、生産機械設備、配管工事、電気・計装工事、架台・製缶品等々、一式にかかる工事をプラントと位置付けます。
プラントには様々な分野がありますが、当社の得意とする分野は、主として下記の5つの分野です。原料・資材の受け入れから調合・加工等を経て製品に至るまでの一連の工程において、先にあげた各種工事を担います。

化学工業やエネルギー産業など、エンドユーザーであるお客さまの製品かかわる生産設備、ユーティリティ設備の設計・施工・改修・保守を行います。熱研プラント工業では次の5つの分野での実績を豊富に有しています。

1) サニタリープラント

食品や医薬品など、衛生管理を重要視する設備を持つプラント。製品を作ることを目的に機器同士を接続するプロセス配管と、生産用タンクなどを殺菌・洗浄するための配管(CIP)を設計・施工(改修)します。配管や継手も液だまりができないよう、高精度な技術力と知見が求められます。サニタリープラントは熱研プラント工業の得意分野の一つ。特にクリーンルーム仕様に多くの実績があります。

食品プラント

ビール・飲料水・調味料(液体)など、私たちが直接口にするものを生産します。食品であるため、衛生面での安全性が最重視されます。原料調達から製造、充填に至るまで、食の安全性を確保することが不可欠です。熱研プラント工業が請け負う工事に於いては、食品衛生法に則った材料を調達し、異物が混入しないよう緻密な配管技術を駆使して設計・施工します。特にビール、および清涼飲料関係を主に、さまざまな食品のサニタリープラントを手掛けています。

医薬プラント​

医薬プラントとは医薬品を製造するプラントです。日本では一つの医薬品が世の中に出るまでに10年以上の歳月がかかります。医薬プラントでつくられる薬は、その長い年月を経て許可されたもの。それだけの時間と大きなコストをかけて開発された医薬品を、高請け負う工事においては、医薬製造に関する知見は不可欠。GMP(医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準)に対応する設計施工はもちろん、GMP等の基準に準拠した検査及び記録の作成にも豊富な経験と実績を有します。熱研プラント工業では製薬会社のサニタリー配管に多くの実績を有しています。

2)ユーティリティ配管

動力設備(パワープラント)とも呼ばれるように、直接プロセス、つまり製造ラインには入らないが製品を冷やしたり、温めたり、バルブの駆動を制御したりするものを幅広くまとめてユーティリティと呼びます。冷却水や温水、洗浄水、空気、ガス、蒸気などを、プラントを稼働させるために供給します。省エネ化、製造装置の最適運転ができるよう配管します。

ケミカル(化学)プラント

化学反応によって化学製品をつくり出します。化学反応では投入した原料のすべてが製品になるわけではありません。反応によってできた製品と、それ以外の物質を蒸留や抽出、吸着などによって分離精製し、最終製品を生み出します。ケミカルプラントでは有害で危険な物質を扱うことも多く、反応を進めるために圧力、温度の適格な調整が不可欠。ユーティリティ配管はそのための重要な役割を担います。

自動車工場・物流倉庫 他

自動車工場では冷熱設備や排水処理設備、ボイラー設備、コンプレッサ設備などの配管を、物流倉庫では空調衛生設備や給排水設備、動力源としてのエア配管等、数多く手掛けています。

3)鋼構造物・製缶品

熱研プラント工業では各種熱交換器をはじめ、架台、タンク類、煙突、ダクト等の鋼構造物及び製缶品の設計・製作から、現場工事も含めて手掛けます。「品質第一」の考えのもとに、サニタリー・ステンレスと、カーボンスチールの工場を完全隔離。熱と水のスペシャリストとしての技術をフルに活かして、お客さまのニーズに合わせた対応をいたします。

4)電気・計装

生産工場では動力源の供給と、機器を運転するために電気設備は不可欠です。送電設備や配電設備などの配線工事、また設置した電気設備を安全かつ効率良く運転するため、各工程の測定・調節用計器を1か所に集めて一つのパネル上に備え、管理する設備が計装設備です。最適なプラント運営のための、電気・計装工事を行います。

5)土木・建築、解体工事、他

埋設配管、機器・タンクの基礎工事、ピット(配管などを通すための地下空間)工事などの土木工事、内装工事や防水工事、塗装工事などの建築工事、改修工事にはつきものの解体工事など、プラント工事に付随して発生するさまざまな工事をお客さまの要望に応じて請け負うことができます。